相手の話を中断する勇気

 

人の話は最後まで聞くべき?

仕事でもプライベートでも、人の話を聞くシーンというのは日常に溢れています。

その中には、興味を持って聞けることもあれば、

 

「(この人、さっきから同じこと繰り返してるな)」

「(聞きたいことはそういうことじゃないんだけどなー)」

「(今言ってたことよくわからなかったけど、まいっか)」 

 

と思いながら聞き流していることもあるでしょう。

 

打合せや面接、上司部下とのちょっとした会話など意外と多いかも知れません。

 

「人の話は最後まで聞くものだ」

 

と小さい頃から聞かされてきた人も多いと思いますが、

 

聞き流している状態

 

というのは、お互いにとって不幸ではないでしょうか。

 

 

聞き流すことの罪

どんなにあなたが聞き流しモードに入っていても、相手は良かれと思って喋り続けます。

露骨につまらなそうな表情で聞いている場合を除いて、

「ふむふむ」「なるほど〜」

と、

 

さも興味を持っているかのような顔をして聞き流しているとすれば

それはそれで相手にとても失礼なことでしょう。

 

相手にも責任があるかも知れませんが、

 

あなたにも”相手に喋らせている”

という責任があります。

しかも時間は有限であり、結果的にお互いの生産性を一緒になって下げている

 

ということになります。

 

相手の話が

・的外れである

・同じ話が堂々巡りしている

・よく理解できなかった

 

という時には、

 

中断して本題に戻す/聞き直すことがお互いにとって重要になります。

これは失礼ではなく、お互いのためなのです。

  

 

気持ちよく中断するには?

しかしながら、

 

多くの人は相手の話を中断することが苦手です。

 

「人の話は最後まで聞くものだ」

「相手の話を中断したら失礼だと思われる」

 

という思い込み・習慣があるからです。

 

コーチングでも「中断」というスキルがあるくらいですから、

確かに日常使いにくいものかも知れません。

 

スキルというより、「勇気」と「慣れ」が影響する類かも知れませんが、

日本語には便利な「クッション言葉」がたくさんあるので、

それらと「ジェスチャー」を組み合わせれば、意外と簡単に

しかも相手を不快にせずに中断することができます。

 

<ジェスチャー>

対面のシーンで有効なのがジェスチャーです。

言葉がうまく出なくても、

 

”ゆっくりと”

「ちょっと待った」のようなポーズ

を取ります。

菩薩の仏像のように、穏やかな笑顔でやるのもOKです。

大抵の場合、相手も静かに話を中断します。

 

 

その後、

↓↓↓

 

<クッション言葉>

・お話中すみません、お聞きしたいのはそれではなくて、こういうことです。

・ちょっとごめんなさいね、お話中。同じ話を繰り返されているようです。次の話題に移りましょう。

・すみません、先ほどおっしゃった◯◯について、もう少し噛み砕いて教えていただけますか?

 

そんなフレーズを”笑顔”で相手に伝えましょう。

練習すればすぐに慣れますし、あなたとあなたの周囲の人の

生産性もアップすることでしょう。

 

<今日の質問>

その話、本当に聞きたいですか?



著者プロフィール

佐藤 春幸(さとう はるゆき)

プロコーチと人事のパラレルキャリア。コーチング・組織開発など、変化の渦中にある人と企業を支援。

米国CTI認定CPCC(プロフェッショナル・コーチ)