あなたの「無言の威力」に気付いてますか?

 

昔よりマネージャーがおとなしくなった

時代の移り変わりの中で、マネージャー像(上司像)も変化しています。

昔に比べれば、上司に飲みに誘われたり

口うるさく注意されたり、熱血指導を受けることは少なくなってきました。

背景には

 

・昔のマネージャーと違いプレイングマネージャーであり忙しい

・パワハラを必要以上に警戒して大人しくしている

 

といったことが挙げられます。

自然と部下に対する関わりも熱血指導する事も減っています。

 

「遠慮」は時に「無関心」に映る

部下の特性にもよりますが、上司の関わりが減ることは、意外な影響を与えます。

 

上司としては、何の悪気もなく

 

・自分のプレイヤー業務に集中しているつもり

・遠慮して部下にうるさく言わないつもり

 

であっても、

部下によっては

 

・上司は自分に無関心なのではないか

・もっと成長を促して欲しい

・「なんかあったら教えて」と言われても上司に話しかけづらい

 

と感じることもあります。

 

遠慮は時に無関心に映り、場合によっては部下の成長機会(厳しい指導も含む)を逃すことにつながります。

 

 

例え無言でもあなたは何かしら影響を与えている

会社・組織は人と人が作用しあっているため、黙っていても存在そのものが何かしらの影響を与えます。

 

でも、窮屈に感じることはありません。

「節度」・「誠実さ」・「思いやり」を持っていれば、余計な遠慮は無用です。

 

その上で、伝えたいことを伝え、

聞きたいことを聞き、ともに考えていけば良いのです。

 

 

<今日の質問>

あなたは周りの人にどんな影響を与えていますか?

また、どんな影響を「与えない」でいますか?



著者プロフィール

佐藤 春幸(さとう はるゆき)

プロコーチと(株)セイムペイジ人事責任者のパラレルキャリア。コーチング・組織開発など、変化の渦中にある人と企業を支援。

米国CTI認定CPCC(プロフェッショナル・コーチ)