声を発することで物事が先に進むこと、結構あります。
電車での
「降りまーす」
とか、仕事での
「困っちゃったな」「ちょっと相談乗ってよー」
とか、パートナーとの
「それやめてほしいなー」「実は今日疲れちゃったんだ」
などなど。。
電車でよく見かけるんですが、ドアが開いた後に車両の奥の方から
無言で人をかき分けてカバンを引っ掛けながら降りようとする大人。
普通にスーツを着たサラリーマンだったりします。
周りの人は死角から押されたりカバンがぶつかって
「はっ?」
みたいな雰囲気ですが、降りようとする本人も
「ムッ」
とした不愉快そうな顔で降りていきます。
時間がかかってホームから他の人が乗ってきて、さらに降りにくくなる始末。
一方で別の人が
「降りまーす」
って言うと、周りの人は意外と配慮して通り道を開けるし、
少なくとも気持ちの準備ができるので
不愉快な空気にはなりにくい。
お互い様な空気が流れます。
声を発せずに
「誰か気付いてよ」
とか
「気が利かねえなぁ」
と思っていてもストレスが溜まるだけ。
そして事態は悪化する一方です。
電車の乗り降りくらいならいいですが、
出すことの習慣付け
ができているかどうかで、
仕事において人を巻き込んで成果を出すこと
良好な人間関係にも
影響してきます。
ちゃんと言えてますか?
著者プロフィール
佐藤 春幸(さとう はるゆき)
プロコーチと(株)セイムペイジ人事責任者のパラレルキャリア。コーチング・組織開発など、変化の渦中にある人と企業を支援。
米国CTI認定CPCC(プロフェッショナル・コーチ)