ホメるは恥?損してますよ

先日あるクライアントとコーチングのセッションをしていた時のこと。。。
(ご本人の了承をいただいています)
ある企業の人事部門で働くクライアントのAさん。業務上の課題を話しながら、
「いろんな社員の相談対応で時間取られちゃっていて、、、」
というフレーズをそれとなく口にして、また話を続けようとしました。
そこでコーチのアンテナが「ムムムッ!?」と反応。
私「あれ、これってもともとAさんが目指していた姿のはず。現場からの信頼を勝ち取って、
 何かあれば自分に相談が来るような頼れる人事になりたいって言ってましたよね。それ、いつの間にか叶ってません?」
Aさん「あれ、、、そうかぁぁぁ、そういえば。。。」
それから、ここまで来たことを二人で祝福し、今後に活かせる学びを深めました。
 
改めて考えると、私たちは「ホメる」ことに慣れていないのかも知れません。
ましてや自分で自分をホメるなんて恥ずかしいと無意識で思っています。
謙遜が美徳、減点方式、まだまだ自分なんて、、、という筋肉ばかり鍛えられていると
成長や成功の認識ができず、そこから学べるはずの勝ちパターンにも気付かずに時間が過ぎてしまうことも。。。
そのまま行くと、「何のためにやっているんだろう。」という気持ちになったりもします。
 

さらに、自分をホメることで他人をホメることもできるようになります。
ビジネスであれば、部下を育てることにも関係してくる「気付く筋肉」と「伝える筋肉」に通じるでしょう。
ホメられることは学びであり、次に活かすことにつながります。
自分に厳しい人こそ、まずは自分をホメることから初めて見てはいかがでしょう。あなたも、あなたの周りの人も、余計な損をしないで済むことでしょう。
・今日&今年の自分をホメてみる
・同僚をホメてみる
・家族をホメてみる
練習すれば必ず鍛えられますよ(^^)

著者プロフィール

佐藤 春幸(さとう はるゆき)

プロコーチと(株)セイムペイジ人事責任者のパラレルキャリア。コーチング・組織開発など、変化の渦中にある人と企業を支援。

米国CTI認定CPCC(プロフェッショナル・コーチ)